中府(ちゅうふ) 胸のつかえや呼吸を深く整えるツボ

1. 中府(ちゅうふ)とは?基本情報

  • 経穴名: 中府(ちゅうふ)

  • 所属経絡: 手の太陰肺経(てのたいいんはいけい) — 全11穴の起首であり、

    肺経の第1番目に数えられる重要な経穴です。

  • 名前の由来: 「中」は内部・胸中を、「府」は気が集まる場所を意味します。

    全身の気や肺の気が集まる拠点であることから名付けられました。

2. 期待できる効果

「なんとなく胸がモヤモヤする」「深呼吸がしづらい」と感じていませんか?中府は、呼吸器系のトラブルだけでなく、上半身の不調を広くケアしてくれる頼もしいツボです。

  • 呼吸器の不調: 咳、ぜんそく、息苦しさ、胸苦しさ

  • 姿勢・上半身の疲れ: 猫背による胸の縮こまり、肩こり、背中の痛み、五十肩

  • 美容・巡り: 胸元のリンパの流れを良くし、バスト周辺の滞りやむくみの改善、デコルテのすっきり感

3. 中府の正確な場所(探し方)

初めての方でも迷わず見つけられるよう、段階を追って解説します。

  1. 鎖骨を確認する: まず、鎖骨を外側(肩の方向)に向かってたどります。

  2. くぼみを見つける: 鎖骨の外端(肩との境目あたり)から、指一本分ほど下にある「大きな骨のくぼみ(鎖骨下窩:さこつかか)」を確認します。

  3. 肋骨のすき間を探す: そのくぼみからさらに指幅2本分ほど外側で、肋骨と肋骨の間にある「押すと少し痛みや心地よさを感じるポイント」が中府です。

  • ※肺の真上に位置するため、強く押しすぎないよう注意してください。

4. 効果的な押し方・アプローチ方法

リラックスした状態で、深呼吸を組み合わせながら行うのがポイントです。

押し方のコツ
  • 反対側の手の指の腹(親指や中指)を中府にあてます。

  • 息を吐きながら、「痛気持ちいい」と感じる強さで、垂直にじんわりと2〜3秒ほど優しく押し込みます。

  • 息を吸いながら、力を緩めます。

  • これらを左右それぞれ5回〜10回ほど繰り返します。

5. まとめとアドバイス

手の太陰肺経の第1番目である「中府」は、私たちが生きる上で最も基本となる「呼吸」を深め、日々のストレスやデスクワークで凝り固まった胸元を開いてくれる大切なツボです。

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